ぎんかのだらだら日記

だらだらと日常とゲームについて呟いていきます

どんなゲームが好きですか?

 もちろんゲームタイトルを答えてくれる人もいるがそういうことではなく「どんなジャンルが好きなのか?」という意味だ。この問いは小説やドラマ等の好みにも似ていて、その人の嗜好とても色濃く出ているのではないかと思う。俗に言うと「性癖」に似たものがある。

 

 私はホラーゲームやサバイバルが好きだ。といっても、その中でも結構限定されているのだが「命を脅かすような危機的状況」や「理不尽な状況」「文明が滅びた中での悪戦苦闘」といったものが好きでたまらない。

 

▼例えばDESOLATEとか…

f:id:kane0e0wanabeee:20180426193028p:plain

 

 命を脅かすような危機的状況は、ありがたいことに普段の生活では中々発生しない。白線から出たら死ぬゲーム。きっとみんなが一度はやったことがあると思う。あれは誰かに習ってやるものではないのになぜ皆がやるのだろう?凄く原始的な話なのだとは思うが、人間はそうやって自分に理不尽なルールを設けて楽しむのが好きなんじゃないだろうか。そういった原始的な自分が「命を脅かすような危機的状況」や「理不尽な状況」を求めて止まないのだ。つまるところ、このジャンルが好きな人間はとても原始的なヤツなのだと思う。

 

 そして「文明が滅びた中での悪戦苦闘」これは、幼い頃に抱いていた冒険への憧れと楽しさというものが色濃く出ているのだろう。昔を思えば私は外で遊びまわっていた記憶しかない。なぜなら我が家はゲーム禁止の家。ゲームは小学校にあがってからの思い出なのだ。

 

 幸い私が子供のころはまだ近所に原っぱや空き地が多く、危険な遊びをしていてもあまり咎められないゆる時代だった。遊ぶときは大抵一人だ。悲しいことに同年代の友達は近所に住んでいなかったし、女の子はおうちの中でおままごとをするのが好きで、あまり虫取りや冒険には興味を示さなかった。一人で心細くとも見知らぬ場所を探検して行く先の想像がつかないという楽しさ、その場にあるもので道具を作り、猫を相棒とし、自ら藪を切り開いて秘密基地を作ったあの日々が、私の中で「楽しい思い出」となって今の私を形作っている。

 

 大人になって「冒険が好きだった子」の私は心の奥底で息を殺さざるを得なくなってしまった。不思議なことにこの世界では年齢があがるごとにパッチが当たっていく。Tシャツ短パンの冒険家というJOBが最強だったのははるか昔。オフィスカジュアルにパンプス、冒険しない一般人というJOBが最強になってしまったからだ。

 

 もちろん、今でも心はTシャツ短パンという最強装備を求めている。私だって好きで今の動きづらい服を着ているわけじゃないのだ。これを着ないとパーティに参加できない。「やべぇ地雷が来たwwwwww」と盛大に草を生やして晒されるので仕方なく装備を整えているだけだ。なんとも大人になるというのはつまらないことである。

 

 そんな大人でも、対外的な最強装備を脱ぎ捨てて「これがやりたいんだ!」と自分をさらけだせるのがゲームの良いところだ。もちろんMMO等のシステム上そうじゃないゲームは沢山あるかもしれないが、それはきっと100%「あなたが好きなゲーム」ではないだろう。つまるところ私はその人の性癖や心の中にまだいる子供のあなたがどんな人なのか聞きたいのだ。

 

「どんなゲームが好きですか?」